人体は、外部の物質が入ってくると身を守るために「免疫反応」が起こります。しかし、外部の物質に対して、過剰な免疫反応をおこすと、様々な症状が現れることがあります。花粉症がその代表的な例です。

花粉症は、体が花粉にさらされたときに免疫細胞が異常な過敏反応(アレルギー)が起こる疾患です。反応する器官に応じて、鼻炎、喘息、じんましん、結膜炎など、さまざまな症状が現れます。

どのような要因で花粉に敏感に反応するのでしょうか?遺伝子も要因の一つとして、考えられています。

人体は、外部の物質が入ってくるとサイトカイン(身体の防御システムを制御するシグナル物質)の一種であるIL-33が分泌されます。分泌されたIL-33は、外部物質のシグナルをIL1RL1遺伝子に送り、IL1RL1遺伝子の発現を促し、体内の免疫反応を促進させます。

花粉にアレルギーがある方は、鼻腔内に入ってきたスギ等の植物の花粉に対する免疫反応が過剰に引き起こされることで、鼻水や目のかゆみ等の症状が現れます。

花粉症を患っている人は、IL1RL1遺伝子に変異が入っている可能性があります。 IL1RL1遺伝子に変異があると、免疫反応を引き起こすシグナルを過度に受け取り、アレルギー反応を起こしやすくなります。

1.花粉を避ける

アレルギーの主な原因である花粉を避けることが最優先です。花粉が最も多く飛ぶ時間帯である午前5〜10時の間に外出を控えて下さい。室内でも窓を閉め、空気清浄機を使用することをおすすめします。 外出をする場合には、マスクやメガネ等を着用しましょう。自宅に入る前に衣服や靴の表面の付着物を払って、入ってください。帰宅後すぐに、シャワーや歯磨き、洗濯などを行うと、より効果的です。

2.免疫力を高める食べものを摂取する

花粉症は、自己免疫疾患の一種です。したがって、免疫力の向上に良い食品を摂取することが、花粉症の予防に役立ちます。特にビタミンCは、体内の抗酸化機能と免疫力を高めます。イチゴ、リンゴ、セリなどビタミンCが豊富な野菜や果物を摂取してください。また、緑茶とウーロン茶などに含まれているカテキンには、抗アレルギー作用がありますので、摂取することをおすすめします。

3.早い段階で症状を防ぐ初期療法

もし花粉症がひどい方なら花粉が多く飛ぶ前に抗ヒスタミン薬を服用したり、鼻炎の治療に使われる吸入型局所ステロイド剤を使うことをおすすめします。 炎症を予防することで、花粉症の症状を抑え、重症化することを防ぐことができます。ただし、過剰摂取は副作用を起こすことがありますので、服用される際は、必ず医師と相談の上、個人の状態に合わせて服用するようお願いします。


ジェノプランは「花粉症」の項目の遺伝子検査の結果を提供し、ジェノプランジャパン遺伝子分析研究所で検査を行います。